2018/12/13
黒い服をよく着るという方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか?
カウンセリングしていても「普段よく着る色は黒、グレー、ネイビーです」という方が多いです。
バッグや靴、コートやスーツなどの売られているアイテムも黒は必ずスタメンカラーとして揃っていますね。
しかし「黒が本当に似合う!」という日本人は、実はものすごく少ないのです。
なぜでしょうか?
黒の他にもオーソドックスな色であるベーシックカラーは、白、ベージュ、ネイビー、グレー、ブラウンなどがありますが、これらの色はパーソナルカラー4シーズンにそれぞれ似合う色があります。
ブラウンやベージュは、ブルーベースの方にとって苦手な色ではありますが、<夏>の方は赤みのあるローズブラウンやココアベージュ、<冬>の方だとグレーがかったサンドベージュやビターチョコレートのようなブラックブラウンだと似合います。
またネイビーやグレーも4シーズンそれぞれ似合う色があります。
グレーやネイビーが苦手なイエローベースの方でも、<春>の方だとセーラー服によくある明るいネイビーやウォームグレーだと着こなせますし、<秋>の方は深い海のようなマリンネイビーや少し茶色がかったトープグレーが似合います。
白にもいろいろあって
<冬>の人は純白、<夏>の人はオフホワイト、<春>の人は柔らかいアイボリー、<秋>の人は落ち着いたオイスターホワイトや生成り色がよく似合います。
しかし【黒】は<冬>にしかない色なのです。
パーソナルカラーが<冬>以外の方には似合わない色になるので、割合的に見ても黒が似合う人は少ないということです。
<冬>以外にも、16タイプでビビッドスプリング、ストロングオータム、クールサマーの方はベーシックカラーで黒が使えますが、全身真っ黒でまとめてしまうと重たくなりすぎるので、春秋の人はゴールドのアクセサリ―を顔回りに持ってくるなど着こなしに工夫が必要です。
また、パーソナルカラーが<冬>でも黒がものすごく似合う人とそうでもない人がいるように思います。
特に<クリアウインター>の方は黒よりもネイビーの方が合わせやすいです。
お客様をカウンセリングしていると「茶色やベージュが似合わないんです…」と自己申告される方はわりといらっしゃいますが、「黒が似合わない」と自覚されている方は少ないように思います。
いつも着慣れているからこういうもんだと目が慣れてしまっているのもあるかもしれませんね。
コートやスーツ、バッグや靴など、ベーシックカラーはよく身に着ける身近な色でありとても大事です。
ファッションで一番お金をかけるところでもあり、また長く身に着けるものでもあるので、ベーシックカラーこそ本当に似合う色をじっくり選びたいものです。