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毎日同じ服でも素敵に見える人の特徴

イメージコンサルティング

2022/03/14

質問者
質問者
毎日同じ服で出社したいのですが、どんなのがいいですか?

 

先日、女性からの質問で少し驚いたのですが、1人だけでなく他にも数人からそのような相談があったので、今回は『ミニマリストへの憧れ』について考えてみたいと思います。

 

服装がミニマリストな有名人

いつも同じ服を着る有名人といえば、アップルのスティーブ・ジョブズ氏やフェイスブックを立ち上げたマーク・ザッカーバーグ氏あたりでしょうか。
莫大な資産で何でも買えるにもかかわらず「同じ洋服しか着ない」というライフスタイルを貫いている人たちには、有数の経営者が多いように思います。

彼らの服装にインスパイアされてか、ドラマでよく見るベンチャー企業の社長や社員たちもたいていこんな感じのカジュアルな服装をしてますよね。(『半沢直樹』の瀬名社長とか…)

昔はみんな毎日同じような服だった?

よくよく考えてみると、皆がたくさんの服を所有し色んな恰好ができるようになったのって、ごく最近、ここ100~200年くらいのことではないでしょうか?

それまでは民族や身分、役職によって同じ服を着ていたし、ごく一部の特権階級以外はみな貧しくて同じ服ばかり着ていたと思います。
その人の服装を見れば、王様なのか農民なのか、金持ちなのか貧しいのか、だいたい予想できたのではないでしょうか?

でも、今はどうでしょう?
その人の私服を見ただけでは、国籍も職業も役職も貧富も、何一つわかりません。
身分や出自、性別を問わず、着たいと思えば何でも着れる時代が来たということですね。
(最近では、高級ブランド品を月替わりで使えるサブスクまでありますものね。)

では現代、何でも手に入る立場の人が逆にミニマリズムに傾いていくのはなぜでしょうか?

 

今は、装いで『自分の生き方』を現す時代

世界有数の名だたる経営者たちも、こうやってイラストで服装だけを見たら、ただの「休みの日のお父さん」にしか見えません(笑)

しかしスティーブ・ジョブズのスタイルは、今や起業を目指す若者たちのアイコンのようになってます。
それは、彼のファッションセンスに憧れるというよりは、「時間と思考を余計なことに費やさない生き方」がスマートに見えるからではないでしょうか?

 

投資家が成長企業を見極める視点とは?

余談ですが、
ニトリの株価は8年で20倍以上、ソフトバンクも20年で20倍値上がりしました。ファーストリテイリングなどは、20年でなんと300倍以上に大化けしています。当時100万円投資していたら、今頃は3億円になっていたということです!!夢のFIREですね(笑)
20年前にアップルの株を買ってたら、今頃は…!!

これら<お宝株>には、「創業者のオーナー企業」という共通の特徴があります。
つまり、社長が優秀かどうかがお宝株を見極める大きなポイントになるということです。

以前、投資で大成功した人に、「優秀な社長の見極め方」についてたずねたことがあります。
何点か見極めポイントを教えてくれたのですが、そのなかで「IPO(新規株式公開)インタビュー時の服装も見る」と言っていたのがものすごく印象的でした。
もちろん、その人の話しぶりや表情、熱意なども見ますが、服装がシンプルかどうか?は要チェックと聞いて「ほぉ、なるほど…」と感心したのを覚えています。

<服装のシンプルさ>で「事業に対する集中の度合い」がなんとなくわかるというのです。

「余計なことに気を削がれず、すべきことだけに没頭する」というポリシーを持って人生のあらゆる選択と集中ができる人は、後々大きな結果を出す可能性が高いということでしょう。
そして、実際にその結果を出している人(←ココ重要!)だけが、もはや服装や外見の域を超えて素敵に見える、ということではないでしょうか。

こういう人は、同じ服を何着もそろえて毎日着続けるスタイルを貫き通していいと思います。
そのストイックさもカリスマとして多くの人を惹きつけるでしょう。

 

結局は「どう生きたいか」次第

何を食べようか、何を着ようかと考える時間はおろか、寝る間も惜しむほどに夢中になっているものがある人は、ミニマリストを目指すというよりは、気づいたらミニマリストになっているのだと思います。
彼らは、人から「変わり者」と言われようが気にも止めず、自分のすべきことに邁進していきます。

そこまでではないけど、
「あまり物を所有したくない」
「服を選ぶのが面倒くさい」
「お金を節約したい」
という人は、『同じ服を着続けるミニマリスト』よりは数少ない服を上手く着回すミニマリスト』をめざした方が無難でしょうね。

「何を着たらいいかわからない」という人は、「人生をどう生きるべきかわからない」と生き方そのものに迷走してしまっていることも多いように思います。

今は、『装いで自分の生き方を現す時代』です。
「自分はどう生きたいのか?」「どうありたいのか?」を考えてみると、装いの方向性も自然と見えてくるかもしれませんね。

 

<おまけ>
ドラマの中ですが、女性のミニマリストで私が素敵だと思ったのは、『義母と娘のブルース』で綾瀬はるかさんが演じていた亜希子さんです☆
 


三好詔子 Shoko Miyoshi
イメージコンサルタント、1級建築士
ファッションからインテリア、建築にいたるまで<美しさの法則>を日々研究し、現在大阪でサロンを開業中。
自分で気づいていない個人の魅力を、内面や外見あらゆる側面から引き出してアドバイスする毎日です。