2020/07/16
「好きな色が似合わない場合、あきらめるしかないですか?上手な取り入れ方はありますか?」という質問に対して。
あまり好きでなかった色が「実は似合う色」だとわかったら好きになれそうですが、問題なのは、好きだった色を「似合わないから避けた方がいい」と言われた時です。
とても複雑ですよね…。
似合わないからといってその色を嫌いになるわけでもありませんしね。
「好きな色」は「自分を癒してくれる色」
心(内面)に良い効果を与えてくれる色です。
「似合う色」は「自分を美しく引き立ててくれる色」
外見に良い効果を与えてくれる色です。
このように「効果」が異なるので、どちらも「自分にとって大切な色」なのです。
だから「手持ちの洋服やアクセサリーのあれやこれ、全部似合わない色だけどどうしよう…処分すべき?」と悩む場合、気に入っているものは残して大丈夫です。
大切なのは、その色を選ぶ「目的」です。
どんな「目的」で誰に見せたいのか?
どんな「目的」でいつ使うのか?
例えば、絶対に失敗できない大事なプレゼンテーションの日。
堂々と自信のある姿を皆に印象づけたい。
そういう時は、迷わず「自分を美しく見せてくれる色」を選んでください。
では、ひとりでリラックスしたい時に着る服は?
これは似合う色でなくても「自分を癒してくれる好きな色」を選んだっていいのではないでしょうか。
先日、部屋着用のTシャツを数枚買ったのですが、ベビーピンクや水色などパステルカラーを選びました。こういう淡くて優しい色は<冬タイプ>の私にはあまり似合いません。他にショッキングピンクやロイヤルパープルなど似合う色もあったのですが、一日中派手な色を着ていると気持ち的にちょっと疲れてしまう時もあり、今回は「癒される」目的を優先させました。(本当は洗濯するときの色移りが気になるので白やグレーがよかったのですが、売り切れだったんです…。これだと「機能性」優先ですね、笑)
実は私は、ティファニーブルーやターコイズのような黄みがかったさわやかな青が大好きなんです。
春や秋タイプに似合う色です。
青磁のような穏やかなブルーグリーンもインテリアにたくさん使っています。
右のスカートは15年以上も前に購入したものですが、色とデザインが好きで今も現役ではいています。
トップスは黒か白のベーシックカラーを合わせるようにしています。
ターコイズのイヤリングとスケジュール帳のレザーカバー。
こういう色を見ていると心がすっと澄んでいく感じがして、ずっと持ち続けています。
似合わないけど好きな色を取り入れたい場合、次の4つのポイントどれかを押さえるといいですよ。
1、小物やインテリアなど、身の回りで使う色(自分の目に入る色)に取り入れる
2、ボトムスや靴、バッグなど、顔周りから遠いところに使う
3、色は外しても、似合うデザイン(形)と素材のものを選んでトータルで合格ラインを目指す
4、似合う色のコーディネートに差し色として使う
例えば<冬タイプ>の人がキャメルのコートを着たい場合、全身黒のコーディネートの上に差し色として着るといいです。
キャメルに合わせてベージュや茶系で全体をまとめてしまうのはNGです。
自分を美しく見せたい時は「似合う色」を
リラックスして癒されたい時は「好きな色」を
「目的」に合わせて取り入れてみてくださいね!
《おまけ》
先日来られたファッショナブルタイプのお客様。
リッチな秋色がとてもお似合いなキリっと美人ですが、パステルカラーや可愛いものも大好きでマイメロのポーチやハンカチを愛用。
「そう!似合わない色やテイストは小物とかで取り入れるといいですよ☆」とアドバイスしたものの、ターコイズの革財布に持ち替えた途端、全身から「いい女オーラ」がぶわ~っと出たのでびっくりしました。
ボルドーのネイルもとてもお似合いで「指先まで手を抜かない」トータルプロデュースの大切さをあらためて思い知りました。
「似合うもの」の威力、おそるべし・・・!!笑
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