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何を着てもしっくりこない理由

イメージコンサルティング

2020/01/30

最近、イメージコンサルティングを受けに来られる皆さまの悩みとして

「何を着てもしっくりこない」

ということをよくあげられます。

 

洋服を買うのは大好きだし、クローゼットにはたくさんの服がある。
でも、どれを着てもしっくりこないし、似合っているかどうかもわからず、ファッション迷子だ…。

 

この気持ち、私もよくわかります。
私自身も、「服はたくさん持っているのに何を着たらいいかわからない…」という状況に陥って、イメージコンサルティングサロンの門をたたくようになったのです。

 

【しっくりこない】と感じる場合、
洋服を選ぶ基準(軸)が、《自分》ではない《外部》に設定されていることが多いように思います。

・年齢的にも《こういう恰好》をした方が無難だ

・子供を産んで母親になったのだから《こういう恰好》をすべきだ

・仕事のポジション的には《こういう恰好》をすべきだ

・今は皆 《こういう恰好》をしているから、自分も同じようなものを着たらいいはず

 

『自分に似合うから』でもなく、
『自分の好み』でもなく、
他人の目線や世間体を慮って《こういう恰好》だろうと思って選んだもの。

だから、しっくりこないのです。

 

基準(軸)が《自分》ではなく《外部》のあらゆるところに設定されてぶれまくっているから、テイストもごちゃごちゃで統一性がなく、コーディネートもしづらい。

洋服をたくさん持っていても、本当に着れる服が少ない。
買ってもそのうち着なくなってしまう服も多い。

断捨離したくても、何を残して何を処分したらいいかもわからない…。

ああ、もう、わかんない!!

とSOSを発して駆け込まれる方、本当にたくさんいらっしゃいます。

 

先日来られたお客様(K様)は、パンツスーツにセミロングの巻き髪スタイル。
「仕事の時と同じ格好で来ました」とのことでしたが、やはり冒頭の「洋服を買うのは大好きだけど、何を着てもしっくりこない」という悩みをお持ちでした。

この方は、実は《キュートアバンギャルドタイプ》で、エッジの効いた個性的なファッションが得意。

「もっと冒険していいんです。ショートカットとかもよく似合いますよ!」
とアドバイスすると、

「でも、そういうファッションが似合うとなると、ますます選ぶのが難しくなりそう…」
と不安そう。

 

はたして、本当に選ぶのが難しくなるでしょうか?

洋服を買うのが大好きで、買いすぎて家族に叱られるほどのK様。
本当はオシャレが大好きなはず。

「個性的でアバンギャルドなファッションは好きですか?」
とたずねると

「はい!変わった服とかも実はとても好きなんです!」
と即答。

それならば、何にも難しくないです(笑)
k様が好きなもの、心がときめくものを選べばいいんですよ☆

 

診断後に同行ショッピングへ繰り出しましたが、似合いそうなものを提案するほど、k様の目がキラキラと輝きだしました。

「わ~!こんなのも着ていいんですね、すごい、すごい☆」
「こんな個性的なお店はじめて入りました!新鮮です!でも似合うのが不思議!!」
と本当に嬉しそう。

レザージャケットやビジューのついたワンピース、レースやリボンが個性的なスカートやニット、パールの付いたデニムなど、素敵なお洋服をたくさん購入されました。

 

着ていてテンションが上がる服。

 

『心がときめく』ということは、ファッションにおいてとても大事なことだと思います。

自分の軸さえしっかり立てられていれば、あとは流行や立場に合わせて、好きなものを選べばいいのです。
私たちコンサルタントは、その《軸》をしっかり立てるお手伝いをさせていただきます。

 

難しく考えてしまうときには、たいてい心に何らかのブレーキをかけてしまっています。

年齢、立場、世間体、流行、人並み、、、
そういったブレーキがかかっているから、本当に欲しいものが選べない。

一度、そのブレーキを全部はずして
『自分は本当は何が好きなのか?』
シンプルに考えてみるとスッキリするかもしれませんね。

 

 

 

 

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